エコキュート

エコキュートの省エネ性

エコキュートは、より快適な暮らしを省エネで行える給湯機です。
大気の熱を利用し、1の電気エネルギーで約3倍の熱エネルギーを得ることができ、大変効率良く、かつ経済的にお湯を沸かすことができるため、家庭での給湯エネルギー消費を大幅に削減できます。
また、エコキュートの冷媒には自然冷媒の二酸化炭素が使われており、一般的なヒートポンプシステムで主に使用されている冷媒である代替フロン(HFC)に比べ、二酸化炭素は無毒で可燃性もなく理想的な冷媒といえます。
また、タンクに貯めたたっぷりのお湯を使うので、キッチンとバスルームを同時に使用しても湯量は常に安定し、災害などの非常時には安心コック(非常用取水栓)からタンク内の湯水を直接取り出して、生活用水として使用することができます。
※メーカー、機種によっては付いていない場合もあります。

ランニングコスト

少ないエネルギーでお湯を沸かし、電気料金の割安な夜間の電気を使うため、電気代が大変お得ではありますが、月々の光熱費がお得といっても、エコキュートは他の給湯機器に比べると、初期費用がまだまだ高いというのが現状です。
しかし、月々のランニングコストを大幅に削減できるので、ガス給湯機や石油給湯機より高額であっても、その導入差額はほんの数年間で取り戻すことができ、以後はずっとお得になるのです。

ランニングコストの算定基準(当社調べ)
・家庭用ヒートポンプ給湯機:HE-JPU37JQS / 電気温水機:DH-37G5QU
・運転モード:「お任せ節約」
・外気温、給水温度:東京地区
・電気料金:東京電力エナジーパートナー(2019年4月)
・ガス料金:東京ガス(2019年4月)使用料は湯の使用量とリモコンの沸き上げモード設定により異なります。また、年間の電気代月平均であり、季節・地域によっても変動します。

安心の低騒音設計

主に電気料金の割安な深夜から明け方にかけて、フル稼働でお湯を沸かして溜め込むという性格上、稼働音などの騒音が心配されるエコキュート。
電気温水器の約0dBに比べると、エコキュートにはやはり稼働音がするという問題が付いて回るところですが、各メーカーとも十分気を遣っているということもあり、エコキュートの音は約38dBと押さえられるよう設計されており、これは図書館と同じ程度の静けさといえます。
ただし、設置の場所は寝室の横を避けるなどの配慮が必要となります。

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蓄電池事業

家庭用蓄電池とは

家庭用蓄電池とはその名の通り、一般住宅に置いておくことができる電気を電池内に蓄えておく機能をもった電池のことを言います。
電気を蓄えておくことができるため、いつでも好きなときに電気を使えるのが最大の長所です。
災害や事故などによって予想だにしない停電が起こったとしても、蓄電池があれば緊急的に様々な電化製品を使用することができます。

蓄電池のメリット

「売電価格の下落」「電気料金の値上げ」
この2つの要因により、蓄電池のお問い合わせは急増しています。
「売電価格の下落」「電気料金の値上げ」
という2つの傾向が進行し、太陽光発電システムによる発電電力は「売電するより、自家消費した方が得」となりつつためです。
電気料金の単価は30~33円/kwh(再エネ賦課金を含む)程度まで上昇し、令和元年度(2019年度)の売電単価24円を上回っており、売電より自家消費に充当する方がメリットが大きいです。

蓄電池の補助金

令和元年度(2019年度)SIIから、蓄電池の補助金が出ます。

蓄電池商品代 初期実効容量1kwhあたり20,000円
蓄電池設置工事代 工事代の1/2(上限5万円)
ヘムス ヘムスの1/2(上限5万円)
その他の条件 SIIの予算:38.5億円(15,000件程度)
目標販売価格による補助金額 10年:9万円/kwh
11年:9.9万円/kwh
12年:10.8万円/kwh
13年:11.7万円/kwh
14年:12.6万円/kwh
15年以上:13.5万円/kwh
自治体による補助金 多くの各都道府県や市区町村で多額の補助金が設定されています
※どの地方自治体の補助金の予算は非常に限られているので、ご検討中の方はお早めにご相談ください。

太陽光パネルとの相性と施工会社選び

ご家庭の電気の使用状況や、既設太陽光発電システムの容量にマッチしない場合、蓄電池導入による費用対効果は下がります。

例)
【既設太陽光発電システムの容量が小さい場合】
大容量の家庭用蓄電池を設置するとオーバースペックで、導入費用に対する費用対効果が低くデメリットとなります。
【既設太陽光発電システムの容量が大きい場合】
設置する家庭用蓄電池の容量が小さいと、発電電力が大量に余ってしまい、高い費用対効果を享受することができず、蓄電池の設置がデメリットとなります。

また、蓄電池には、ダブル発電になるものとならないものの2種類があります。
ダブル発電にあたってしまう蓄電池は、昼間に太陽光発電で発電している時間帯に蓄電池にためた電気を放電した場合、ほかの自家発電設備を使ったときと同様に売電量が大幅にアップしてしまい、ダブル発電になってしまうのです。
太陽が出ていない夜間にしか放電できないようにした蓄電池であれば、ダブル発電には該当しないため、問題はありません。最近では、このダブル発電にあたらない蓄電池が増えているのですが、蓄電池の導入を検討しているのであれば、注意が必要でしょう。

昨今、太陽光発電システムや家庭用蓄電池の工事不良が問題になっており、分電盤からの発火などニュースになっています。
長期間ご利用いただく商品なので、工事品質は第一優先です。
家庭用蓄電池は、20年間程度はご使用いただく製品なので、長期間正常に動作することが前提で、施工会社選びも商品選びと同様に重要です。

オール電化施工のプロ、エコスカイに任せる

蓄電池の今後

蓄電池の市場は今後ますます広がっていく中で、蓄電池メーカー各社が小型化や低価格化を進めています。
容量が8~10kWの蓄電池が一般的でしたが、最近では、4kWくらいの蓄電池も登場しています。
この容量の数は大きければ大きいほど大量の電気を蓄えることができ、長時間使用することが可能ですが、容量が大きいほど値段が上がってしまいます。
容量が小さい分、価格面でも100万円を切る蓄電池が登場しています。
そのため今後は、蓄電池の選択肢も広がり、導入のメリットや価格、さまざまな観点で検討することができるようになるでしょう。

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